戦争の悲惨さを描いたジブリ作品といえば「火垂るの墓」です。
節子と清太が貧しくも懸命に生き抜く姿が描写されています。
1988年に公開されてから今も人気のある作品です。
その分、ファンの間では様々な都市伝説が囁かれています。
今回は、その中でも特に怖い「火垂るの墓」に関する都市伝説を紹介します。
火垂るの墓は実話?
火垂るの墓は、実際に戦争を体験した方でしか描けないほどのリアリティがあります。
そのため、「実話なのでは?」という都市伝説が有名です。
火垂るの墓は、原作者である野坂昭如さんが経験されたことがベースとなっています。
しかし、完全ノンフィクションという訳ではありません。
野坂昭如の妹は1歳前後で亡くなっています。
そのため、作中に登場する節子という人物はフィクションです。
完全な実話ではりませんが、作者が実際に経験したことも作中に多く描かれているようです。
千と千尋の神隠しに節子が登場する
同じジブリ作品として大ヒット記録を残した「千と千尋の神隠し」に節子が登場するという都市伝説があります。
節子が登場するのはストーリーの終盤です。
千尋がハクのために銭婆に会うために、電車に乗っているときです。
通り過ぎる駅に4歳~5歳ほどの黒影少女が立っています。
顔や姿がハッキリと描写されていないので、節子と特定することはできません。
しかし、シルエットは節子にそっくりです。
兄である清太は、駅の中で亡くなっています。
節子は、駅で亡くなった兄を違う世界の駅で待っているのかもしれません。
節子の死因は有害物質
節子は痩せ細ってしまい、清太よりも先に亡くなってしまいます。
そのため、死因は栄養失調だと思ったかもしれません。
しかし、節子の死因は栄養失調ではなく有害物質だという都市伝説があります。
1つ目の理由としては、節子と清太が住んでいる近くには軍の工場があることです。
軍の工場が空襲で破壊され、有害物質が空中に飛散したと考えられます。
その証拠に節子は左目の痛みを何度も訴えており、医者に目を診てもらうシーンも描かれています。
節子は幼いため、清太よりも免疫力が弱く有害物質の影響を受けやすいのでしょう。
2つ目の理由としては、エネルギーの消費量です。
清太の方が体が大きく成長中の中学であるため、節子よりも多くのエネルギーが必要です。
しかし、清太はやせ細っているものの栄養失調で具合を悪くしているシーンは描かれていません。
この2つの理由から考えても、節子の死因は有害物質によるモノだと考える説があります。
テレビで放送されない
終戦記念日が近づくと、毎年のように火垂るの墓が放送されていましたよね。
しかし、2011年以降テレビ放送されることがなくなりました。
「ストーリーの内容が悲惨すぎるため放送されることがなくなった」などの噂が流れていました。
1番有力な都市伝説として「サクマドロップの商標権」が関わっていた説です。
商標権の問題で一時的に火垂るの墓が放送されませんでした。
他にも視聴率が年々低迷していったことからテレビで放送されないという都市伝説もあります。
しかし、「高畑勲」監督が亡くなったことにより、2018年4月13日にテレビで火垂るの墓が放送されました。
節子の声優が行方不明
節子の声優を務めた「白石綾乃」さんが行方不明になっているなっているようです。
節子の声優をしたとき、「白石綾乃」さんは当時5歳でした。
これは、よりリアリティをだすために、節子と同じ年齢の女の子を選んたようです。
2012年に「火垂るの墓イベント」が開催されるにあたり、「白石綾乃」さんに連絡を取ろうしましたが、連絡先が不明でその後の行方がわからなくなりました。
火垂るの墓を観て鬱になった
火垂るの墓が上映された当時は、2本立てで放映されることがありました。
火垂るの墓と同時上映されていたのが、「となりのトトロ」です。
「となりのトトロ」は、姉妹の絆や家族愛など気持ちがほっこりする作品です。
一方、火垂るの墓は戦争の悲惨さを描いた作品になります。
あまりにも対照的な作品を観た観客が鬱になったという都市伝説もあります。
まとめ
いかがでしたか。
シリアスな内容のため、様々な都市伝説があります。
都市伝説を知ってから観ると、違った感想を持つかもしれません。